複数の相続が発生して相続人が多数となり、話し合いができないケース

ご相談時の状況

Aさんの叔母Xさんがお亡くなりになられましたが、Xさんには配偶者や子がおらず、両親はすでに他界していました。

そこで、甥であり相続人に該当するAさんは、ご相続のお手続きを取りたいと当事務所にご相談にいらっしゃいました。

しかし、ご相続のお手続きを進めている最中で、ご依頼者であるAさんご自身がお亡くなりになってしまったのです。

ご依頼者がお亡くなりになられたことで、いったんは当事務所との委任契約も終了いたしました。

ですが、ご相続の手続きをそのままにしておけないとお考えになられたXさんの妹の夫であるBさんが、ご相続の手続きを再開してほしいとご相談にいらっしゃいました。

当事務所からの提案と具体的な解決策

Bさんからご依頼をいただき、当事務所が調査を再開したところ、Xさんのご相続関係は、Aさんからご依頼をいただいたときよりもさらに複雑になっていました。

というのも、Aさんからご依頼をいただいた後で、Aさんを含めて2人の方がお亡くなりになられ、ご相続人の人数が増えてしまったからなのです。

そして、ご相続人は、Bさんと連絡が取れる方ばかりではありませんでした。

中には、Bさんと長い間疎遠になっているご相続人も何人かいらっしゃったのです。

そこで、当事務所からは、疎遠になっているご相続人の方々に対して、お手紙を出すことをご提案いたしました。

お手紙の内容としては、「ご相続のお手続きを取ることができずにBさんがとても困っていらっしゃること」をお伝えすることが第一の目的ではあります。

しかし、当事務所が一番重要視したことは、お手紙を受け取られるご相続人の方々に対する、Bさんのご配慮が伝わるようなお手紙にすることでした。

ご相続人の方々は、長い間疎遠になっているBさんから突然、お手紙を受け取られることになります。

ですので、ご相続人の方々のご気分を害することがないように、丁寧・誠実な文面になるように心がけました。

Bさんと当事務所とで文案を練り上げ、お手紙をお送りしたところ、疎遠になっていたご相続人の方々からお返事をいただくことができました。

そして、それぞれの方々にご相続のお手続きにご協力いただくことができました。

当事務所に依頼をした結果

当初のご依頼者・Aさんからご依頼をいただいていたときよりも複雑になってしまった相続関係でしたが、疎遠になっている相続人とも連絡が取れ、Bさんは無事にご相続のお手続きを済ませることができました。

また、Aさんがお亡くなりになられたことで、いったん、当事務所との委任契約も終了してしまっていましたが、Bさんから改めてご依頼をいただけたことで、Aさんのご相続人の方々にとってもご安心いただける結果となりました。


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