中日本司法書士事務所 > 解決事例 > 離婚した夫が他界し、子供たちが相続人になったケース

状況

離婚した夫が亡くなったと、元夫の家族から子供たちに連絡があったとご相談をいただきました。

離婚後は元夫と一度も連絡を取っておらず、どういう財産が遺されているのか分からないので、このまま相続手続きを子供たちが進めていいのか、というご相談でした。

当事務所からのご提案＆お手伝い

相続人や財産の調査をするのに最低でも２ヶ月は要するため、すぐに相続放棄の期間伸長を家庭裁判所へ申し立てし、万が一借金が残っていた場合は、相続放棄手続きが取れるようにする方法をご提案しました。

また、各金融機関や保険会社といった財産調査と併せて、信用情報機関へ情報開示手続きをし、元夫に負債があるかどうかの調査、そして元夫が契約していた携帯電話料金の滞納分や、市県民税の未払い分、自動車ローン等の調査をすることをご提案しました。

結果

財産調査の結果、積極財産（プラスの財産）が、消極財産（マイナスの財産）を上回り、積極財産で消極財産を支払いきれる見通しが立ったので、放棄はせず、相続手続きを進めることとなりました。

弊所で預金解約手続きや、保険金請求を行い、そのお金をもとに市県民税等の未払い分を代行して、返済手続きを行いました。

 

自分の力では、ここまでの手続きをすることができなかったと思うので、諸々の手続きをお願いして本当に良かった、と感謝の言葉を頂きました。

 

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